フリーランスとして独立しても、会社員のように毎月一定した収入を確保していくのは、なかなか難しいのが現実です。
フリーランスはどの程度稼いだら成功といえる明確な境界線がないので、10万円だったり100万円だったり個人によって収入は様々です。
とにかく猛烈に働いて稼ぎたい人や、収入はほどほどでいいので毎日自分の時間がほしい人など、フリーランスの数だけ働き方があると思います。
僕はフリーランスで仕事を始めたとき、月収25万円という境界線を設定しました。
フリーランスの月収について
出典:2015年版 小規模企業白書
フリーランスの収入を調べた統計によると、年収300万円未満のフリーランスは全体の約60%という結果が出ています。
年収300万円ということは月収にすると25万円です。
半数以上のフリーランスが月収数万円から25万円以下のボリュームゾーンにいることになります。
それほど、毎月固定で25万円以上の収入を得ていくのは難しいということです。
一時的に100万円稼いでも、次の月には10万円に満たないことも珍しくないのがフリーランスという働き方です。
月収を25万円に設定した理由は?
僕がフリーランスで仕事をはじめるとき、毎月25万円を稼ぐことを目標にしたのには理由があります。
結論から言うと、収入から税金を引いて普通に生活できる目安が25万円だからです。
フリーランスが支払う税金については下記のサイトを参考にさせていただきました。
以下は、フリーランスが毎月支払う税金です。
・所得税
・住民税
・国民健康保険料
・国民年金保険料
これらを合計すると、だいたい6万円程度になります。
収入から税金を引くと、25万円-6万円=19万円となります。
さらに一人暮らしの場合、14万円から家賃5万円、光熱費2万円、食費3万円を引くと
19万円-10万円=9万円となります。
最終的に自由になるお金は9万円となるので、これなら普通に生活できるレベルです。
これが月収25万円にこだわる理由です。
25万円の壁を乗り越えるには
フリーランスで仕事をしてみると、25万円という金額がどれだけ大きいかわかります。
僕の場合、独立後1年ほどは25万円どころか10万円にも満たない月もありました。
その後、固定のクライアントから定期的にお仕事をもらえるようになり、徐々に収入は安定していきました。
フリーランスの場合、仕事がまったく無くなる時があるので、とにかく先手を打って仕事を受注する必要があります。
時にはクラウドソーシングなども利用しながら何とか収入を得る努力をして、ようやく25万円という金額に届く感じです。
目標を設定するのは大切
やはり目標があった方が頑張れるというのもあると思います。
特に25万円というリアルな数字を掲げることで、どれくらい稼げばいいのか数値化されるので、目標の数字に到達するための戦略が明確になります。
最初は10万円という目標でもいいと思います。
その後、軌道に乗ってきたら30万円、40万円というように、徐々に増やしていくのもいいでしょう。
フリーランスに必勝法はないので、自分のやり方で試行錯誤しながら進めていくしかありません。
かくいう僕も、いまだ試行錯誤の中にいるので、今後も低空飛行でフリーランス継続10年を目指して頑張っていきます。