夏がくると怪談やホラーの話題が多くなりますね。
僕が小学生の頃は、夏休みになるとテレビで心霊や怪談の特集番組が放送されており、子どもながらに怖さの魅力に惹きつけられていきました。
現在ではテレビや漫画などでホラーや過激な表現の規制が厳しいため、子どもが怖いものに触れる機会が少ないように感じます。
たまにホラー映画を見たくなる時もあると思いますが、あえてホラーゲームで遊ぶのもいいかもしれません。
紹介するホラーゲームは「国内メーカー開発のホラーゲーム」という内容に限定しています。
SIREN(サイレン)
2003年にプレイステーション2で第1作目が発売された。開発はSCE。
『SIREN』(2003年)
『SIREN2』(2006年)
『SIREN:New Translation』(2008年)
日本にある架空の村「羽生蛇村」を舞台にした、昭和を感じさせる土着的な世界観のホラーゲーム。
敵が見ている映像を見ることができる「視界ジャック」というシステムを使い、敵を回避しながらゲームを進めていく。
様々なホラー作品から影響を受けたと思われる描写が多く、ホラー好きな人や廃墟が好きな人は、その世界観に浸るだけでも面白いかもしれない。
世界観はクトゥルフ神話をベースにしており、日本のホラー映画『呪怨』や『仄暗い水の底から』からの影響も見られる。
発売当時テレビで放送されたCMがあまりの怖さに批判が殺到して放送中止になった。
ゲームの難易度が異常に高く、僕は1作目の序盤でゲーム進行を断念しました。
「視界ジャック」を使いこなすのが難しく、死にながら覚える必要があります。
バイオハザード
1996年にプレイステーションで第1作目が発売された。開発はカプコン。
「サバイバルホラー」という新しいジャンル切り開いた。
『バイオハザード』(1996年)
『バイオハザード2』(1998年)
『バイオハザード3 LAST ESCAPE』(1999年)
『バイオハザード CODE:Veronica』(2000年)
『バイオハザード0』(2002年)
『バイオハザード4』(2005年)
『バイオハザード5』(2009年)
『バイオハザード6』(2012年)
『バイオハザード7 RESIDENT EVIL』(2016年)
『バイオハザード RE:2』(2019年)
バイオハザード7では原点回帰して、よりホラーテイストを強調した作品になっており、1人称視点とVRを導入したことでゲームへの没入感が増している。
バイオハザード7の開発者のインタビュー動画で「素うどんを目指した」との言葉どおり、
これまでのシリーズに見られる、バラエティに富んだキャラクター、派手なアクションや豪華な世界観を一切排除し、ホラー部分だけを狭く深く追求している。
映画『悪魔のいけにえ』や『死霊のはらわた』を彷彿とさせる描写も多く、ホラー映画好きな人にとってはニヤリとする場面も多い。
個人的には『バイオハザード7』の路線で、田舎を舞台にしたストーリーがプレイしたい。
クロックタワー
1996年にSFCで第1作目が発売された。開発はヒューマン。
『クロックタワー』(1995年)
『クロックタワー2』(1996年)
『クロックタワー ゴーストヘッド』(1998年)
『クロックタワー3』(2002年)
殺人鬼の棲む館に招かれた主人公が、おおばさみを持った殺人鬼「シザーマン」から逃げながら、様々な謎を解いてゲームを進めて館からの脱出を試みる。
画面のあらゆる部分をクリックして調査する「クリックポイント」と呼ばれるシステムを採用している。
映画『フェノミナ』は、本作のモデルになった作品。
1作目はアドベンチャーゲームとしての完成度が非常に高く、その後のホラーゲームに与えた影響も大きい。
流行り神(はやりがみ)
2004年にプレイステーション2で第1作目が発売された。開発は日本一ソフトウェア。
2014年に、キャラクターが一新された「真・流行り神」シリーズが発売された。
『流行り神』(2004年)
『流行り神2』(2007年)
『流行り神3』(2009年)
『真 流行り神』(2014年)
『真 流行り神2』(2016年)
テキストを読み進めて推理しながら事件を解明していく、都市伝説がテーマのホラーアドベンチャーゲーム。
「カリッジ・ポイント」や「セルフ・クエスチョン」など、独自のシステムを駆使しながらゲームを進めていく。
また、「科学的な捜査」と「オカルト的な捜査」でシナリオが分岐していくのが特徴。
都市伝説をテーマにしているが人間の負の感情も丁寧に描かれており、飽きることなくホラー小説を読む感覚でじっくり進めることができる。
海外ドラマ『Xファイル』が好きな人はハマれるかもしれません。
零(zero)
2001年に第1作目がプレイステーション2で発売された。開発はコーエーテクモ。
『零 zero』(2001年)
『零 紅い蝶』(2003年)
『零 -刺青ノ聲-』(2005年)
『零 月蝕の仮面』(2008年)
『心霊カメラ ~憑いてる手帳~』(2012年)
『零 濡鴉ノ巫女』(2014年)
ゲームの世界観は日本の純和風ホラーで、廃村や孤島などが舞台になっている。
ゲームシステムはバイオハザードに近いが、このゲームの最大の特徴は「射影機」(しゃえいき)」と呼ばれるカメラにある。
主人公は射影機を使用して霊を撮影して攻撃したり、霊の声を聞きながら進めていく。
射影機はレンズやフィルムを交換することで強化したり機能を変えることができる。
ゲームを中心として漫画、映画、小説など、様々なメディアミックスが展開された。
和風の世界観とグラフィックが素晴らしく、主人公の女の子がかわいいのが特徴。
サウンドにこだわった作品なのでヘッドホンで遊ぶと臨場感があり怖さが倍増するのでおすすめです。
【まとめ】夏に涼しくなるためにホラーゲーム遊ぶ
ただでさえ暑い夏は、何とかして涼しくなりたいものですが、そんな時ホラーゲームは最適な清涼剤です。
様々なタイプのホラーゲームがあるので、この夏は自分に合ったホラーゲームで遊んでみてはいかがでしょうか。