【アニメ】『SHIROBAKO』は仕事を始めた新人にこそ観て欲しい作品
アニメ制作会社でのリアルな日常を描いたアニメ『SHIROBAKO』全24話を観ました。
劇場版も2020年春に公開予定ということで、今回は『SHIROBAKO』の魅力をご紹介します。
『SHIROBAKO』とは?
2014年10月~2015年3月に放送されたテレビアニメ。
アニメーション制作はP.A.WORKSが担当。
アニメ『SHIROBAKO』は、5人の女の子のアニメ業界での奮闘を描いた群像劇で、主人公の宮森あおいが勤務する武蔵野アニメーションを中心に物語が展開します。
タイトルの『SHIROBAKO』とは、アニメーション制作会社がテレビ局などに納品するための白い箱に入ったビデオテープのことで、映像業界では「白箱」と呼ばれています。
『SHIROBAKO』のあらすじ
高校でアニメーション同好会の仲間だった5人の目標は、将来5人で商業アニメーションを作ること。
そして高校を卒業してから2年後、主人公の宮森あおいはアニメーション制作会社「武蔵野アニメーション」に就職し、制作進行として仕事を始めることになった。
同社の7年ぶりの元請け作品である『えくそだすっ!』を担当することになり奮闘するあおいだったが、様々な壁が立ちはだかり、何とか周囲に支えてもらいながら仕事をこなす毎日だった。
そんな中4人の仲間たちも、安原絵麻はアニメーター、坂木しずかは声優、藤堂美沙は3Dデザイナー、今井みどりは脚本家志望と、少しずつそれぞれの道を歩み出していた。
アニメ制作の現場を垣間見れる
『SHIROBAKO』の魅力のひとつは、リアルなアニメ制作の現場が再現されていることです。
アニメがどのように制作されているか知りたい人は 『SHIROBAKO』を観ればアニメ制作の流れがわかるので、おすすめです。
『SHIROBAKO』を観れば、アニメがいかに多くの人の手で作られているかわかり、同時にアニメーション制作の過酷な現状も知ることができます。
このアニメを観てアニメーション業界を志す人もいるかもしれないので、進路を考えている学生さんも情報収集の一環として『SHIROBAKO』を観るのもいいかもしれません。
仕事の厳しさがわかる
『SHIROBAKO』はアニメーション業界を題材にしたアニメで、実際の仕事内容がリアルに再現されています。
アニメーションの制作は沢山の人間が関わる仕事なのでトラブルもたくさん発生します。あおいは制作進行という仕事柄、監督・作画・演出・背景・音響・仕上・撮影のスタッフと関わりますが、持ち前の前向きさとガッツで乗り越えていきます。
時には立ち直れないほど悲惨な状況でも、周囲の人の助けを借りて乗り越える姿は仕事をしている人なら共感できると思います。
あおいと同じ武蔵野アニメーションでアニメーターをしている安原絵麻も、苦しみながらも壁を乗り越えようと必死に努力します。
この葛藤の描き方が『SHIROBAKO』の魅力といえます。
仕事の楽しさを実感できる
苦しい場面もアニメーションが完成してスタッフみんなアニメの放送を見て、スタッフロールに自分の名前が出て、それまでの苦労が吹き飛ぶシーンを観ると、この喜びがあるから苦労も乗り越えて頑張れるのかと思いました。
これは『SHIROBAKO』に限らず、仕事をしている人全員が共感できるシーンだと思います。単純に苦しいだけだと仕事は続かないと思います。
仲が悪かった人たちも笑顔になったり次の仕事への意欲が沸いたり、チームで仕事をすることの喜びもリアルに描かれているのが『SHIROBAKO』の凄いところです。
『SHIROBAKO』は仕事の苦しさも描いてはいますが、同時に仕事がもつ喜びも描いている素晴らしい作品だと思いました。
【まとめ】新人こそ『SHIROBAKO』を観るべき
『SHIROBAKO』は仕事を始めたばかりの新人にこそ観てもらいたい作品です。
仕事というものを詰め込んだような作品なので、特に就職したての新人が仕事を始める時に感じる仕事の厳しさや喜びが詰まっているので、同じ境遇の人が観たら共感できる部分が多いと思います。特にチームでの仕事をしている人は共感できると思います。
『SHIROBAKO』を観れば、苦しいの自分だけではないと感じて、どの仕事でも起こりうることとして実感できるはずです。
2020年春に劇場版が公開されるとのことで今から観るのが楽しみです。