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【アニメ】令和の今こそ『CLANNAD(クラナド)』を観るべき理由【人生】

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出典: https://tapittalk.com/

名作アニメは数あれど、後世に語り継ぎたい作品は限られています。
そんな中で『CLANNAD(クラナド)』こそ後世に語り継ぐべき名作だと思います。

京アニ制作のアニメ『CLANNAD』は10年以上前の作品ですが、そのクオリティの高さと、アニメというジャンルを超えた素晴らしさは全く色褪せていません。

令和を迎えた今の時代だからこそ観るべき作品だと思います。

その理由は『CLANNAD』は「家族愛」をテーマに掲げている作品だからです。

昭和の終わりから平成、令和にかけて家族を取り巻く状況は大きく変わりました。

昭和の時代では当たり前だった一家団欒はもはや過去のものとなり、家族という共同体は崩壊しつつあります。

さらに近年では家族を巡る事件をはじめ、ひきこもりや虐待などの社会問題がますます深刻化しています。
そんな中、「家族とは何か?」をストレートに投げかける『CLANNAD』という作品に触れることで、「家族」というもの考えることに繋がるのではと思います。

『CLANNAD』の概要

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出典: https://sinsteal.com

『CLANNAD』はビジュアルアーツのブランド「key」が開発し、2004年に発売されたPC用の恋愛アドベンチャーゲームです。

2007年10月よりテレビアニメとして、第1期『CLANNAD』本編22話、番外編2話の全24話が放映されました。

その後、2008年10月より、第2期『CLANNAD ~AFTER STORY~』本編22話、番外編2話、総集編1話の全25話が放映されました。

制作はいずれも京都アニメーションが担当しました。

京アニは同じkey作品の『Kanon』、『AIR』のアニメ化も担当しました。

原作をベースにしつつ、アニメーションならではの伸びやかで美しい表現と、大胆にアレンジされたストーリーにより、世代を超えて大きな感動と共感を生み大ヒットとなりました。

『CLANNAD』のあらすじ

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出典: https://matome.naver.jp/

学園編

怪我でバスケットボールを断念し不良となっていた主人公の岡崎 朋也は、ある日学園前の坂道で女子生徒の古河 渚と出会う。渚は演劇部の復活を目指しており、朋也や朋也が教師幸村俊夫の働きかけで出会った友人の春原 陽平、その他ヒロインらが演劇部の再建に協力していく経緯を軸に、各キャラクターのルートに分岐して物語が進められる(演劇部が関与しないルートもある)。ゲームにおけるルートの性質上、各キャラクターのルートについての詳細は#登場人物の項を参照のこと。

AFTER STORY

高校を卒業した岡崎 朋也と遅れて卒業したヒロイン古河 渚のその後を描いたものである。朋也は卒業後、芳野 祐介の所属している電気工事会社に就職する。渚は病気がちで留年を繰り返しながらも朋也に遅れて1年後に学園卒業を成す。父・直幸の問題により、朋也の会社での出世は果たせなくなるものの、それが朋也と渚が結婚するきっかけとなる。結婚後、渚は岡崎 汐を出産するものの、母親である渚が出産後に死亡する。その後、あまりの虚無感から朋也は育児できず、母方の祖父・祖母である古河 秋生古河 早苗が5年ほど汐の育児をする。その後早苗の計画により、朋也は汐と二人で直幸の故郷へ旅行し、祖母の岡崎 史乃と面会。祖母は直幸の過去を語り、これにより朋也と直幸は和解した。その後、朋也が汐を引き取り育児を始めるも、汐は病気がちとなり、旅行に出かけた冬の日、雪の中で倒れる。その一方で、朋也に関係した人達の問題を解決していき、各ルートを攻略することで得られる「光の玉」を拾っていく事により、終盤の世界が入れ替わるきっかけとなっていく。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

『CLANNAD』の魅力

魅力1:ストーリー 

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出典: http://tomzone-s.cocolog-nifty.com

『CLANNAD』の魅力はその魅力的なストーリーにあります。
第1期では高校生活が描かれました。

とある町に住む主人公の岡崎智也は、光坂高等学校の3年生になった4月、学校に行く途中の坂道で女生徒の古河 渚と出会います。

ストーリーは渚と智也が演劇部の復活のため奮闘する話を軸にして、個性的な仲間達との出会いと友情が描かれています。

バスケットボールのスポーツ推薦で光坂高校に入った智也だったが、ある理由でバスケを諦めざるを得ず、怠惰な毎日を送っていた。

一方で渚は、病気による長期休業で留年したため2回目の3年生が決定していた。

第2期は高校卒業後の生活が描かれました。

智也は高校を卒業したが、渚は病気の休業のため再び留年してしまいます。

高校を卒業した智也は電気工事士として働くことになり、アパートで一人暮らしを始めます。

第2期の後半こそ『CLANNAD』の一番の見どころとなります。

ラストでは第1期と第2期を通じての伏線がすべて回収され、ストーリーの謎も解明されます。

魅力2:テーマ

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よく『CLANNAD』は人生。という言葉で表現されます。

第1期と第2期を観た人であればわかると思いますが、『CLANNAD』は「家族」「人生」「愛」「友情」など、人生における重要なテーマを扱っています

自分の場合、観る前はお気軽な学園アニメだろうくらいに考えていました。
しかし最後まで観おわったとき、これはアニメを超えたとんでもない作品だと気づきました。

『CLANNAD』を観た人の中には第1期の中盤で挫折する人が多いそうですが、非常にもったいないと思います。

『CLANNAD』は第1期はプロローグのようなもので、むしろ第2期の『~AFTER STORY~』からが本編といっても過言ではないくらい、第2期後半からのストーリーの盛り上がりと感動は素晴らしいものがあります。

僕の場合は『~AFTER STORY~』後半は何気ない場面でも泣いていました。

「泣ける」場面も『CLANNAD ~AFTER STORY~』の方が多く、僕の中ではこれほど感動できるアニメが存在したことに驚いたと同時に、『CLANNAD』という素晴らしい作品に出会えたことに感謝しました。

魅力3:キャラクター

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主人公の智也とヒロインの渚には多くの共通点があり、二人を通じて人生の理不尽さや厳しさ、生きることの難しさが語られており、それが観る人に共感を与えて感動を生むのだと思います。

また、二人を取り囲むキャラクターが非常に魅力的なのも『CLANNAD』の素晴らしさのひとつです。

渚の両親である秋生と早苗。智也の友人の春原。同級生で双子の姉妹の藤林杏と藤林椋。伊吹風子。坂上智代。一ノ瀬ことみ。宮沢有紀寧。寮母の相楽美佐枝。

その他にも様々な登場人物がいますが、どのキャラクターも非常に丹念に描かれており、『CLANNAD』を語る上で一人として欠かすことのできない存在です。

『~AFTER STORY~』の後半からは智也と渚がメインに描かれており、二人の成長する姿が観る者に感動と共感を呼びます。

魅力4:音楽

音楽の素晴らしさも『CLANNAD』の大きな魅力のひとつです。

主題歌、挿入歌いずれも作品を盛り上げるために重要な要素となっており、特に『だんご大家族』は本編を見終えた後で聴くと自然と涙が溢れてきます。


Mag mell メグメル -clannad- 高音質

 


【高音質】CLANNAD AFTER STORY OP 『時を刻む唄』FULL 歌詞付き

 


だんご大家族【歌詞付き】

 

【まとめ】人生の節目で観たい作品

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出典:https://www.amazon.co.jp/

『CLANNAD』はアニメというジャンルにとどまらず、観た人の人生に少なからず影響を及ぼすほどの力を持った作品だと思います。

少なくとも僕の場合は、最後まで見終わったあと感動と衝撃のあまり数日間何も手につかなかったです。

卒業、転職、結婚、出産、子育てなど人生には様々な節目がありますが、そんな時こそ『CLANNAD』に込められたメッセージで勇気をもらうことで頑張れると思います。

おそらくこれから先の人生の中でも厳しい現実が待っていると思いますが、『CLANNAD』を観れば頑張れそうな気がします。

最後に、このような素晴らしいアニメーションを制作してくれた京都アニメーションには感謝しかありません。