経験の積み重ねが自信につながる
僕がフリーランスとして何とか仕事を続けてこれたのも、20代の新人時代に大量の仕事をこなしたという自信と経験があったからです。
「1万時間の法則」と言われるように、どんな仕事でも自分だけで仕事を回せるようになるには、それなりの時間と労力が必要です。
1日8時間勤務×1ヶ月20日×12ヶ月として約5年程かかる計算です。
新人時代はとにかく量とスピードが大切
僕は20~30代半ばまでゲーム会社でデザイナーとして働いていました。
新卒で入った会社は研修期間がありましたが、その後転職した小規模な開発会社では実戦で仕事を覚えていく環境でした。
ゲーム開発はα版、β版、マスター前は戦場のような忙しさになります。
おのずと大量の仕事を決められた期間内でこなしていく中で、技術とスピードが養われます。
人数が少ないので何でもやらざるを得ない状態で、デザイナーの仕事以外に外注管理などにも関わらせてもらい、その経験はフリーランスになった今でも役立っています。
大量の仕事をこなしたことで仕事への自信が生まれました。
経験を積めないと思ったら迷わず転職
ゲーム会社時代は転職するのが当たり前と思っていて、ある程度経験を積んだら、その経験と実績を携えて次の会社へ転職しました。
転職を積み重ねてきたのは、経験やスキルを積めずに同じ会社で停滞するのが怖かったのかもしれません。
おかげでゲーム会社に入ってから、ドット絵からはじまり、2D背景デザイン、3D背景デザイン、エフェクトデザイン、キャラクターモデリングと、自分が希望する幅広い業務に携わることができました。
転職によりスキルと実績を積むことができました。
自信と経験が次へのステップにつながる
僕が転職を重ねたのはスキルアップだけが目的ではなく、常に仕事の評価を転職という市場で確かめたかったのが理由かもしれません。
同じ会社にいると自分の評価が見えなくなってくるので、別の会社ではどのように評価されるのか常に気になっていました。
転職はスキル、経験、実績、人間力のどれが欠けてもうまくいきません。
転職したことにより、自分の仕事の総合力を転職市場で客観的に認識できたことで、さらなる自信が生まれました。
【まとめ】総合力を高めることで自信に繋がる
・大量の仕事をこなしたことで仕事への自信が生まれた
・転職によりスキルと実績を積むことができた
・仕事の総合力を転職市場で客観的に認識できた
僕の場合、これら3つのステップを経て、徐々に仕事への自信をつけてきました。
最初から技術力を高めるよりも、大量の仕事をこなしていけば並行して仕事のスピードも早くなるし技術力も高くなっていきます。
特に新人時代の数年間はがむしゃらに仕事に打ち込むことが大切だと身をもって経験しました。
それがスキル、経験、実績、人間力、仕事のスピードなど、総合力を高めることになり、結果的に自信に繋がっていくのだと思います。